昔の洋画を見ていると、クールな横顔でタバコを燻らすシーンや、物思いに耽けながらウイスキーをちびちび飲むシーンがときどき流れますよね。
小さい頃はのんびりしてないで早く次のシーンに切り替われよ!とかこれ時間の無駄だろなんて思っていましたが、
大人に近づくにつれ、タバコに憧れたり、大人になったいまでは味のあるシーンだなと思えるようになり、こういう嗜むシーンが結構好きなっていきました。
最近では日本酒メインに飲んでる私ですが、20代の頃はウイスキーをよく飲んでおりました。
20代になりたてでウイスキー好きなんていったら背伸びしてるなと思われがちですが、当時バーテンダーのアルバイトをしていたこともあって、実際背伸びしてたのかもしれません。
バーテンダーのバイトを始めた当初はお酒についてなにもわからず、お客様からお酒を教えてもらうこともしばしばで完全にバーテンダーとしては失格だったのですが、常連客が多い店だったので、かなり大目にみてもらってました。
そんな優しいお客様の中にカウンターの一番奥の席に座って、いつも
クレメンタイン、ダブルをロックで。
と注文するダンディなお客様がおりました。
そのダンディな方がクレメンタインを飲みながら、タバコを吸ってると任侠映画のワンシーンのようで、私も大人になったらこういう人になりたいと思うこともあったような、なかったような。
Huluでリプリーをみていたら、なぜかそんな昔のことを思い出しました。
そんな若かった私も今ではミドルサーティとなり、どんどんと年齢が当時のダンディなお客様に近づいてはいるものの、ダンディにはあまり近づけておりません。
当時の気持ちだけでも味わおうと、ネットでクレメンタインを買おうとしたのですが、、、
調べていくと現在は生産されなくなっていることがわかりました。さらに現存するボトルの値段も跳ね上がって1本25000円〜35000円するようです。
高すぎる。
当時は確かジャックダニエルと同じクラスのウイスキーだったはずですが、高騰しまくりでびっくり。
さすがに35000円で買うのもなあ、、、
うーん。
いつかダンディな大人になったときに奮発しようかな。
サムネイルは昔行ったリージェント台北のバーだったような気が、、、